カナダはリベラルで多くの人種が受け入れやすい国に数えられてきました。
歴史的に紐解くと18世紀にまでさかのぼり、そのころから既に国際社会に対しオープンマインドなアプローチが行われていました。現在ではLGBTQコミュニティも発達していることからカナダでの暮らしを希望している人もたくさんいる程です。
カナダでは、2003年初頭に始まった裁判所の決定から始まり、2005年に同性婚が合法化されました。さらに、ゲイコミュニティの権利と利益も保護されており、
- トロントのゲイビレッジ
- モントリオールのルビレッジガイ
- バンクーバーのデイビーストリート
等のゲイフレンドリーな都市がたくさんあります。
他にも、ウェスタンオンタリオ大学は、LGBTQの人々のためのカナダ初の大学ベースの公式リソースセンターが設けられていたり、1997年に設立されたプライドライブラリーには、ポスター、本、ビデオ、DVD、絵画、雑誌、その他の定期刊行物など、6,000を超えるアイテムがあります。
これらを踏まえると、カナダはLGBTQの留学生にとっては、自分らしく学び、働くための環境として最適な国と言えますね。
カナダの大学におけるゲイとレズビアンについて
多くの大学では現在、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア(LGBTQ)のリソースを提供しています。
リソースセンター(LGBTQセンター)
LGBTQセンターは、異性愛者の学生にリソースとサポートを提供するキャンパス内の場所です。
キャンパスによって異なる点もありますが、LGBTQセンターの使命には、教員によるサポート、学生の擁護、より大きなコミュニティとの広報活動が行われています。
一部のLGBTQセンターでは、性同一生涯に苦しんでいる学生や偏見を気にする学生に、心理カウンセリングを提供していたり、LGBTQの人々が交流する社会的機会をサポートし、キャンパス全体の教育イベントを支援してくれるため、LGBTQ当事者にとっては日本の大学よりもはるかに過ごしやすい環境が整っているといえます。
また、学生の居住先にも配慮しており、LGBTQの学生に優しい住居の選択肢も提供しています。一部の学生が異性愛者のルームメイトと学生寮を共有することに不快感を覚えることもあり、相互理解が十分でない状態でお互いが傷つくことを避けることができます。
カナダLGBTについて
開放的すぎるくらい開放的
実際にカナダで留学経験をされた方のコメントをご紹介致します。
LGBTQって普通。
個性でも何でもない、性別がさらにいくつかに細分化されたくらいの認識。
よく日本では「同性愛者であることは私の個性であり、アイデンティティです」とか言ってたりするけど、こっちって「So what?」レベル。(小中学生ぐらい幼いと、いじめなどあるかもしれません。)
なのでカナダでの生活はすごく楽。
日本では「オカマなの?w」と言われるようなことも、カナダでは自分らしく振舞っていて平気だし、LGBT friendlyをうたってる企業もたくさんあります。
サポート体制がしっかりしている
カナダではLGBTQ関連のヘルスケア、そしてメンタルケアのサービスが非常に行き届いてます。
STDやAIDSの検査だけでなく、大方の治療までほぼ無料で提供してくれるフリークリニックもあれば、LGBTQヤングアダルトのためのメンタルヘルスサポートのNPOも活発に活動しています。
総括
カナダではLGBTQの理解が進んでおり、若いころから自分の性問題に関する必要な情報にアクセスできる絶好の環境です。
日本で息苦しさを感じている方も、受け入れてもらえる体制が整った環境に身を置くことで堂々とした自分らしさを取り戻すことができるのではないでしょうか?
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