日本は先進国であるにも関わらず、LGBTの権利として同性婚やパートナーシップ法が法律上まだ認められていません。
一方、海外ではLGBTをオープンにする方の割合も多く、生きやすい環境作りに力を入れていることがわかるでしょう。日本で居場所がないと感じているなら、LGBTに寛容な国に留学に行って、海外の当事者や取り組みについて学んでみましょう。
LGBTで悩む人が海外を選択する理由!それぞれが抱える悩みとは?
日本にも自分がLGBTであることを公表して生活する人はいますが、公表することによっていじめられたり、仕事をクビになったり…。そのような出来事も聞きます。
一方で、LGBTで悩んでいる人が海外で成功したり、同性婚したなどの明るいニュースを聞くこともありますよね。なぜ、LGBTの人は海外で暮らす人が多いのでしょうか。
日本在住LGBTの方のお悩み
日本で暮らすLGBTの方は、就職や家を借りるなど生活の基本的なことでさえ、差別が原因で邪魔されてしまうことがあります。
さらに、同性のパートナーがいても同性婚が認められていない日本では、病院の面会など緊急事態の際にも立ち会えないことが多いのです。
日本で行っているLGBTへの取り組みは?
日本の政治界では、現在「LGBT理解増進法案」の提出が進められています。性的マイノリティを理解して、差別を少ない国にして行こうという内容です。
その他にも、自治体でパートナーシップ制度の導入をしている地域もあります。海外のように国規模で大きな活動をしているわけではありませんが、少しずつLGBTを認める活動が進んできています。
LGBTで悩む人が海外を選択する理由
日本にいるLGBTで悩む人の多くは、自分の性に自信を持つことができなかったり、周りの人に認めてもらえられない環境が辛く、殻に閉じこもってしまいがちです。
G7と言われる主要先進国は日本を除いて、LGBTに理解があり法的にも様々な取り組みをしているのです。そのため、日本人のLGBTの方々は、生きやすい居場所を求めて海外で生活する人が多いのです。
LGBTの人に留学をオススメする3つの理由!海外の取り組みを知ろう
海外の方が、日本より理解があるとお伝えしてきましたが、一体どのような取り組みをしているのでしょう。
LGBTの人に留学をオススメする理由でもある、海外の取り組みを3つ知りましょう。
自分の性を公表している人が多い
LGBTに該当する人は、世界の人口のうち8%を占めると言われます。そのうち、日本以外のG7は日本の割合に比べて数%高いという結果も出ています。これは、公表している人や自認している人の数が多いことを表します。
海外では、LGBTを広く受け入れていたり、学校でも教育されているため、当事者が自分の性を公表できたり、教育から性的マイノリティだと気付くことができる環境にあるのです。
珍しいことではないので…詮索されない
海外では、LGBTの同性カップル同士で手を繋いで街を歩いていたり、テレビ番組でも当たり前のようにLGBTの人が出演しています。
日本ではあまり見られない光景ですが、海外ではこれが普通なので、自分の性を公表したり同性カップル同士で街を歩いても、当たり前のように受け入れられ、いちいち詮索されることはありません。
海外政府のLGBTへの取り組みを知る
海外では、同性婚が認められたり、LGBTの人が雇用面で差別されないための法を作るなど、LGBTの方への人権が守られるよう活動しています。
法律で性的マイノリティの方を守っている国では、国民も寛容的で当事者もストレスなく生活できています。
国選びに迷ったらここ!LGBTフレンドリーな国に留学しよう
日本は先進国でありながらも、まだLGBTフレンドリーな国とは言い難いです。海外での様々な取り組みを知って、その生活を実体験してみたくなりましたか。
LGBTの人にオススメするのが、留学です。語学学校に通って言葉を学ぶことで、自信に繋がったり、海外のLGBTに対する取り組みを実感することができるでしょう。
世界最大LGBTのパレード開催地「オーストラリア」
オーストラリアでは、毎年3月にLGBTの祭典と言われる世界最大規模のお祭りがあります。LGBTの方達や支援者たちが街を行進し、街全体でLGBTを応援している雰囲気があります。
実際にオーストラリアでは、手を繋いだりキスしている同性カップルも多くいたり、移民も多いので、マイノリティにとても寛容な国の一つだといえます。
同性婚も認める寛容な国の一つ「カナダ」
カナダは、世界で4番目に同性婚を認めた国であり、法的な書類の性別欄に「X」というどちらの性にも属さない人が印をつけられるようにしました。
アイデンティティを尊重する姿勢が法律で定められているので、LGBTの人もストレスなく暮らせる国の一つなのです。
LGBTについて学校教育でも必須になった「イギリス」
イギリスは、多様性や平等の大切さを教えるカリキュラムの一環として、小学校教育の段階から、絵本などを使用してLGBTとは何か教えています。
小さい頃から、教育することによって偏見や差別の視野が無くなり、また子供のうちから自分のアイデンティティについて考えることができるのです。
まとめ
LGBTだからこその悩みはそれぞれ抱えているものがあるかもしれません。しかし、日本では受け入れられなかったアイデンティティも海外でなら当たり前のことなのです。
海外では、日本よりもLGBTに対する考えが進んでいます。
・自分の性を公表している人が多い
・マイノリティなアイデンティティを当たり前に捉えてくれる
・国レベルでLGBTの問題に取り組んでいる
LGBTの方が留学するのは、不安も大きいかもしれませんが、LGBTで悩んでいるからこそ海外留学して、海外の寛容な考えに触れるべきなのでは無いでしょうか。
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