留学したい方必見!知っておくべき留学航空券の基礎知識や注意点

留学する際に必要になるのが留学航空券です。「普通の航空券を購入すれば良いのでは?」と思われがちですが、留学目的で通常の航空券を購入するとかえって損をする場合があります。安いからといって格安航空会社を選んで痛い目を見ることもあるのです。

では留学目的の場合、航空券の購入はどうしたら良いのでしょうか?航空券は片道と往復どちらを買うべきなのでしょうか?

この記事では、留学航空券の取得や航空会社の選び方や注意点について紹介します。また、渡航先の陰性証明書についてもあわせて紹介するのでぜひ参考にしてください。

そもそも留学航空券はどうやったら取れる?どれくらいかかるの?

まず留学航空券はどうやったら取得できるのかについて紹介します。

留学に使用する航空券は、通常の航空券を購入しても大丈夫です。ただ、留学目的の場合は「留学生用航空券」を調べてみることをおすすめします。

「留学生用航空券」がお得

留学生用航空券は、航空会社や留学専門の会社が手配してくれる留学生向けのチケットです。留学先にあわせたスケジュールの航空券を手配してくれるので、自分で探すよりも効率的に航空券を取得できます。

しかし、留学生用航空券は比較サイトなどでは掲載されていないことが多いです。また留学先の入学許可証などの証明書が事前に必要になる場合があります。旅行会社によって違うので、あらかじめ確認するようにしましょう。

留学生向けの留学生用航空券だけでなく、ワーホリビザ取得者向けの「ワーホリ用航空券」もあります。もし留学目的じゃない場合でも専門の航空券があるので、必要になった場合は各旅行会社に確認してみると良いでしょう。

航空券は片道?往復?

留学航空券には、専用の航空券でも通常の航空券でもつきまとう難題があります。それは片道を買うか、往復を買うかという問題です。

ここで重要な課題があります。往復航空券の最長有効期間は1年間が限度です。また、種類によっては日程変更不可の場合もあります。

上記から、1年以上の留学の場合は片道航空券がベストということになります。また、ビザの手配によっては復路の航空券がないと入国できない国もあります。

こういった諸問題はプロに相談すると安心です。なので、留学生用航空券でプロに相談しながら購入するのがベストでしょう。

料金は「航空券代金」だけじゃない!?

航空券を購入する際、よくあるのが実際の支払金額についての勘違いです。ネットなどに掲載される代金は「航空券代」ですが、実際はそこに空港税や燃油サーチャージが加算されます。

空港税には空港使用料や各国の空港税、航空保険超過負担料などが含まれています。燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)は、航空機の燃料価格の値上げに伴って変動する追加料金のことです。

ただし、この中でも燃油サーチャージについては回避手段があります。あらかじめ燃油サーチャージが低い時期を狙って購入することです。

もしくは燃油サーチャージがない格安航空会社(LCC)を検討するのも良いでしょう。ただし、LCCは日程変更の融通が利かないなどのデメリットもあります。

留学航空券を購入する時に注意したいこと【日程変更】

留学航空券の買い方がわかったところで、注意しておきたい点があります。まずは日程についての注意点です。

通常、留学のスケジュールがある程度決まってから航空券を取得するのが一般的でしょう。しかし、急な日程変更はよくあるものです。日程変更にまつわる注意点を紹介します。

目的地によっては航路が不安定になることも

搭乗数ヶ月前に取得した航空券でも、世情によっては航路が変わる場合があります。2022年現在ではヨーロッパ方面の航路が不安定になっており、減便されたり経由空港も以前と違う地点になった国が多いです。

この場合、航空会社によっては払い戻しがある会社とない会社があります。また、振替便がある場合は手続きが必要です。

もしヨーロッパ方面に留学する場合は、航路変更についての注意書きを確認してから航空会社を選んでください。また、搭乗時期が近づいたらなるべく渡航先の地域について情報収集するようにしましょう。

変更手続きは2ヶ月前に

日程の変更があらかじめわかった場合は、なるべく早く変更手続きを行いましょう。できれば2ヶ月前には手続きを行うと良いです。

なぜ2ヶ月前なのかというと、変更後の航空券にも早割などを適用できるからです。直前になると、高くなった分の差額を払わなければいけないことがあります。

また、早めに変更後の航空券を探しておけば、変更後の日程で取れなかったということもありません。できれば日程変更がわかったらすぐに航空券の変更手続きを行うようにしましょう。

航空会社によっては日程変更で返金ナシ!?

日程変更をする場合、元々の日程の航空券を返金してもらわなければいけません。しかし、航空会社によっては返金がない場合もあります。

返金がないことが多いのは、やはりLCCです。日程変更手続きも手数料が満額かかるという場合があり、安いだけにデメリットもあるということですね。

留学航空券は何ヶ月も前に事前に買っておく場合が多い航空券です。事前の購入には日程変更や航路変更などはつきもの。安いからという理由だけでLCCなどを利用するのはデメリットが多いので、できれば航空会社(FSC)で購入するようにしましょう。

留学航空券を購入する時に注意したいこと【行動制限】

必要な留学航空券を購入し、いよいよ出国が近づいてきた頃になっても油断は禁物です。2022年現在、入出国にはPCR検査の陰性証明書が必要な国もまだまだ複数あります。

入国時のPCR検査あり・なしを確認

まずは留学先の入国条件を調べる必要があります。外務省の海外安全ホームページに掲載されている情報をよく確認しましょう。

PCR検査が必要な場合、ほとんどが「陰性証明書」の発行を求められます。国によっては原本だったりコピー可だったりするので、よく条件を調べてからPCR検査を受けてください。

事前から直前まで定期的に外務省のページを確認する

国によってはワクチン接種が複数回必要な国もあり、これから3回目、4回目接種が必須の国も出てくる可能性があります。

ワクチン接種の場合は直前だと対応できない場合があるので、留学スケジュールが決まった時点で確認しましょう。

また、外務省の海外安全ホームページの情報は、フライト前日まで変更される可能性があります。世界各地の感染状況などによっても刻々と変化するので、事前だけでなく直前にも確認してください。

陰性証明書の条件に基づき検査を予約

陰性証明書の条件がわかったら、フライトスケジュールにあわせてPCR検査を予約してください。陰性証明書の発行は、検査料とは別に料金がかかります。(5000円~10000円ほど)

陰性証明書の有効期間は、多くの国で「検体採取から72時間以内」です。PCR検査の結果が出るのは翌日以降なことが多いので、なるべくフライト前日に陰性証明書が受け取れるスケジュールが望ましいでしょう。

また、陰性証明書は医療機関による確定診断がなければ発行されません。確定診断がない陰性証明書は入国時の証明にならないため、医療機関の確定診断があるPCR検査を受ける必要があります。

宅配検査キットの多くは確定診断がありません。そのため、PCR検査は医療機関や確定診断がつく場所での検査をしてください。

【参考:外務省「海外安全ホームページ」

まとめ

せっかくの留学期間なので、航空券などのトラブルがないようにしたいですよね。留学航空券を購入する際は、留学生用航空券の利用がおすすめです。

留学生用航空券の場合、フライトスケジュールの検討をプロに相談しながら行えます。最適な航空会社やルートを検討できるので、結果としてお得に安心して留学航空券を取得できるのです。

また、フライトの前には航路変更や陰性証明書などの確認が必要です。外務省のホームページには渡航先の情報が載っているので、定期的にチェックするようにしましょう。

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