【序章:ワーキングホリデーの魅力】
異国の土地で新たな体験をし、文化の違いを直接感じるワーキングホリデー。これは人生の見方を一新し、自分自身の視野を広げる絶好の機会となるでしょう。特にカナダは、その豊かな自然環境、多様性のある文化、親日的でフレンドリーな人々の存在から、毎年多くの日本人青年がワーキングホリデーの選択先としています。
しかしながら、このワーキングホリデーという一大冒険を実現させるためには、適切な予算計画が絶対に欠かせません。今回は、2023年のカナダワーキングホリデーにおける費用について、具体的な数字とともに詳しく解説していきます。
【第1部:ビザ申請費】
まず始めに、ワーキングホリデーをカナダで過ごすためには、ワーキングホリデービザが必要となります。2023年現在、このビザ申請に必要な費用はCAN$255(約21,500円)となっています。
ビザ申請の過程では、自分自身が生活費を自己賄いできる経済力があることを証明しなければなりません。そのため、ビザ申請費用以外にも、最低限必要となる生活費をあらかじめ確保しておくことが求められます。
【第2部:航空券の費用】
次に、日本からカナダへの移動費について考えてみましょう。航空券の価格は、時期や航空会社によって変動しますが、大体の目安としては10万円から20万円程度を考えておけば良いでしょう。
ただし、予約を早めに行ったり、オフシーズンを狙ったり、LCC(格安航空会社)を利用するなどの工夫によって、費用を抑えることも可能です。ただし、LCCの場合は荷物量に制限があることや、提供されるサービスの範囲が限られていることを念頭に置いておくことが重要です。
【第3部:生活費】
カナダでの生活費は、あなたが滞在する都市や生活スタイルによって大きく異なるでしょう。
- 家賃:滞在先の選択は大きな費用となります。大都市であるトロントやバンクーバーでは家賃が高く、一方で地方の都市では比較的安価な物件も見つけられます。シェアハウスやゲストハウスを選ぶことで、さらに費用を抑えることも可能です。
- 食費:カナダの食費は日本に比べると一般的に高いですが、自炊を中心に行うことで食費を抑えることができます。
- 交通費:都市部では公共交通機関の利用が一般的です。月間パスを購入すれば、一定の範囲内での移動は無制限になります。
- その他の生活費:通信費、インターネット費、娯楽費なども計画に含めるべきです。これらの費用を全て合わせて考えた場合、月間の生活費は大体CAN$1,500〜$2,500(約130,000円〜215,000円)程度と見積もっておくと良いでしょう。
【第4部:健康保険と旅行保険】
カナダでの医療費は非常に高額です。そのため、ワーキングホリデー中は必ず健康保険に加入することが強く推奨されています。また、何か予期せぬ事態が起こったときのために、旅行保険にも加入することをおすすめします。これらの保険料はプランによりますが、一年間で数万円から十万円程度を見積もっておくと良いでしょう。
【第5部:英語学習費用】
カナダで英語力を向上させるために、語学学校に通うことを検討する方も多いでしょう。カナダの語学学校の授業料は、コースや学校によりますが、一般的には週間でCAN$200〜$400(約17,000円〜34,000円)程度となっています。ただし、長期間学ぶほど一週間あたりの費用は下がる傾向にあります。
【終章:総計と予算計画のポイント】
以上を踏まえて、一年間のワーキングホリデーで必要となる費用をざっくりと総計してみましょう。それぞれの費用を高めに見積もった場合、以下のようになります。
- ビザ申請費:CAN$255(約21,500円)
- 航空券:CAN$2,000(約170,000円)
- 生活費:CAN$30,000(約2,550,000円)
- 健康保険・旅行保険:CAN$1,000(約85,000円)
- 英語学習費用:CAN$10,000(約850,000円)
これらを合計すると、大体CAN$43,255(約3,676,500円)程度が一年間のワーキングホリデーに必要となる費用ということになります。
しかし、実際の費用は、あなたの生活スタイルや選択肢により大きく変わることを覚えておいてください。例えば、シェアハウスで生活すれば家賃は抑えられますし、自炊を心がければ食費も削減できます。また、パートタイムで働きながら旅行を楽しむこともワーキングホリデーの一部です。
重要なのは、旅の計画と同時に予算の計画も立てること。その際には、必要な費用をリストアップし、余裕をもって計画することが大切です。
最後に、ワーキングホリデーは、お金を使うだけの経験ではなく、新たなスキルを習得したり、自己成長を促したり、異文化交流を深めたりする貴重な機会でもあることを忘れないでください。一見すると高額に見えるかもしれませんが、その価値は金額で測れるものではありません。これらの情報が、あなたのカナダでのワーキングホリデー計画に役立つことを願っています。
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