出発までの流れ

留学行くのにどのような出発の流れで準備すればいいのだろう!!
留学の出発準備は、以下の流れで行います。

  1. 情報を集める
  2. 手続きを進める
  3. 荷物や現地通貨の準備、英語学習をする

これらの流れを知っておくことで、慌てずに出発までの流れをスタートすることが可能に。
余裕ができるため、英語学習に力を入れることができます。

留学までの流れを確認することで、効果がアップする

  1. 留学準備は時間がかかる
  2. 留学先によって手続きが変わる
  3. 余裕を持った留学生活ができる

留学の準備は半年から1年かかることもある

留学の準備には、以下の時間が必要です。

  • 大学や大学院:12〜24カ月
  • 専門学校:10〜12カ月
  • 語学学校:3〜6カ月

留学先によって異なりますが、最低でも半年の準備期間が欠かせません。時間がかかるため、流れを知って余裕を持つことが必要です。

留学の目的によって流れが異なる

留学の目的によって、留学準備が異なります。

  • 英語の基礎を学び直す
  • 海外の法律を学ぶ
  • デザインスキルを身につける

そして留学の方法も、以下の違いがあります。

  • 英語の基礎を学び直す:語学学校
  • 海外の法律を学ぶ:大学や大学院
  • デザインスキルを身につける:大学や専門学校

方法が変わると、留学の手続きや必要書類などの準備の流れも異なります。必要な手続きを間違えないためにも、流れを知っておくことが欠かせません。

留学の流れを知っておくことで慌てない

初めての留学の場合、慣れない手続きに直前までバタバタすることも。準備に疲れて、体調不良のまま渡航するケースも少なくありません。

直前に慌てないためにも、全体の流れをざっくり把握しておきましょう。「これくらいの時間がかかるんだな」と知っておくだけでも、準備をスタートするべき時期がわかります。

出発までの期間 準備に必要な項目
<6カ月~1年>・情報収集・留学カウンセリング 半年~1年前までは、留学プランを検討するうえで必要な情報を集める時期となります。出発まで余裕があるため、インターネットや資料請求により基本情報を集めたり、一度留学エージェントのカウンセリングを受けに行ったりと積極的に行動する時期です。海外留学に必要な費用を把握し、ある程度は資金の目途をつけるようにしましょう。留学スタイルには様々な選択肢がありますので、自分の目標や留学資金に合ったものを中心に情報集めをします。
<4カ月>・留学プラン決定 4カ月前には具体的な留学プランを決めておくとスムーズです。今までに集めた情報から総合的に判断し、目的や現実に即した留学プランを決める時期となります。留学プランを決めるにあたり、細かい部分まで確認する必要性も出てできますので、留学カウンセラーへ直接メールや対面カウンセリングにて相談することでプランを固めることができます。この時点で渡航時期、滞在期間、学ぶ内容、ビザの種類までしっかりと決めてしまいましょう。
<3カ月>・お申込み・学費の支払い 留学プランが決まったら、いよいよ具体的な手続きに移ります。申し込みフォームに記入をし、正式に学校へ申し込みとなります。申し込みが済んだ後は、学校からエージェントを通じて請求書が届くため、指定の学費を振り込むことになります。学費を振り込んだら正式に入学が決定となりますので、続いて航空券の手配に移ります。ホームステイ先や学校によっては航空券の手配に決まりがある場合がほとんどですので、留学カウンセラーから日時の案内があってからチケットの手配を進めましょう。
<2カ月>・航空券の手配 2カ月を切るころまでには、航空券の手配を終わらせておきましょう。航空券の値段は、出発時期が近くなれば近くなるほど値段が上がっていく傾向にあります。また夏休みシーズンなどは早くから値段が上がる可能性もありますので、航空券の予約は案内があった時点で余裕をもって予約しておくとベターです。
<1カ月>・海外旅行保険の案内 航空券の予約と同時に、1カ月前までには海外旅行保険の加入も済ませておきます。海外旅行保険の加入の際は、補償内容によってかかる費用が変わってきます。航空券の手配と同時に保険の担当者から案内が届きます。必要なオプションと費用について相談する時間をもつためにも、遅くても1カ月前には問い合わせをし、加入を済ませておきましょう。
<1~2週間>・荷造り・最終案内 出発まで1~2週間を切ったら、荷造りを始めます。実際に荷造りをする中で必要なものや不必要なものがわかりますので、早めに用意を始めて足りないものは買い足す時間をつくる必要があります。特にクレジットカードや国際キャッシュカード類は発行に時間がかかるため、必ずチェックしておきましょう。
<当日>・最終チェック 手続きと荷造りが終われば、いよいよ出発日を待つのみです。当日は出発前に必ず荷物や必要書類(ビザ発給レターや入学許可書など)を持参しているか最終チェックを行います。問題なければ、出発となります。なお、天候不順等でフライトの遅延や欠航になった場合を想定し、現地のホームステイ先や学生寮の連絡先は忘れずに控えておきましょう。

学校や書類、パスポートの手続きを進める

主に3〜6カ月前から、手続きを進めます。
必要な手続きとして、

  1. 学校の入学手続き
  2. 滞在先の決定
  3. パスポートやビザの申請
  4. 航空券や海外旅行保険の手配

語学学校や大学への入学手続き

留学先や学校が決まれば、次は手続きをすすめましょう。
出願には、以下の書類が必要です

【語学学校の場合(2〜3カ月前)】

  • 入学申請書類

【大学や大学院の場合(6カ月から1年前)】

  1. 入学申請書
  2. 志望動機のエッセイ
  3. 推薦状
  4. 残高証明書
  5. 成績証明書 / 卒業証明書
  6. TOEICやTOEFLなどのスコア
  7. 健康診断書

滞在先の決定

  • 滞在方法は、以下から選択します。
  • ホームステイ
  • 学校の寮
  • シェアハウス
  • アパートでの一人暮らし

パスポート

パスポートがないと、航空券もビザも取れません。あなたが住む都道府県の申請所で作成します。

すでにパスポートを持っている人は、有効期限を確認してください。国によっては、残存期間が6カ月ほど必要です。残存期間が足りないと入国拒否されることもあるため、注意してください。

ビザ

ビザは以下から選択します。

  • 観光ビザ
  • 学生ビザ
  • ワーキングホリデービザ

ただし申請は、パスポートができてから。また国や留学スタイルによっては必要ありません。

航空券

学校の入学日が決まったら、航空券を手配します。

航空券は早ければ早いほど、安く購入できます。お席が混み合い始めるタイミングが渡航の1カ月前のため、早めに購入しておきましょう。目安としては渡航の2ヵ月~3ヵ月前でしたら良いお値段で購入頂けるものと思います。到着は、入学日の1〜3日前までが一般的です。

海外旅行保険への加入

日本の社会保険や国民健康保険は、海外で使用できません。保険に入らずに渡航すると、現地での病院代や治療費はすべて実費です。アメリカなど医療費が高額な国は、1回の治療に何十万〜何百万円とかかることも。

万が一を考えて、海外旅行保険に加入しておきましょう。費用は1カ月分で平均1万5,000円〜2万円です。

直前の準備

1週間から数日前の直前の準備として、

  • 英語学習
  • 現地通貨への両替
  • 荷物や日用品の買い出し

英語学習

直前には英語学習をスタートしましょう。

  1. 英単語
  2. 英文法
  3. 発音

これらの基礎がなければ、レッスンを理解することができません。スムーズに授業を受けるためにも、英語学習を始めましょう。
また直前でなくても、半年以上前から勉強を始めても問題ありません。英語学習には、3カ月以上の時間がかかるからです。

荷物の準備

最後に、日用品など必要なものを買い出ししましょう。一度スーツケースに入れてみることで、買い忘れも防止できます。

  • スーツケース
  • 通学用のカバン
  • シャンプーやリンス
  • 衣服
  • パソコン
  • 変換プラグや変圧器
  • ホストファミリーへのお土産
  • トイレットペーパーなどの日用品

ただしフライトの際、荷物は
・機内持ち込み荷物(7〜10kg)
・スーツケースなどの受託手荷物(20〜23kg)
にわかれます。機内には、100ml以上の液体を持ち込むことができません。シャンプーや化粧水など、大きな液体の容器はスーツケースに入れてください。

クレジットカードやキャッシュカードの作成

万が一のために、キャッシング(海外のATMで現地の通貨を引き出すこと)のできるクレジットカードや、キャッシュカードを用意しておきましょう。
両替でも問題ありませんが、現金が盗難されたときに大変ですよね。クレジットカードはそのまま買い物にも利用できるので便利です。
審査が必要なため、発行まで平均2週間が必要です

滞在先までの交通手段の確認

語学学校の寮までの移動手段や料金を、前もってチェックしておきましょう。また送迎サービスを行う語学学校も。必要あれば事前にお申し込みください。

到着後や留学中

現地に到着した後

学校のオリエンテーションを受ける

到着後、初日はオリエンテーションが開催されます。

オリエンテーションでは、入学手続きや学校の説明、校内案内、語学力のテストなどを実施。語学学校では、テスト結果によってクラスやレベルが決定します。

在留届けを提出する

海外に3カ月以上の滞在予定のある日本人は、現地の大使館・領事館に「在留届」を提出します。

これは「海外の〇〇という国の▲▲という場所に滞在します」と、滞在場所を伝えるもの。テロやデモ、事件などに巻き込まれている日本人がいないかチェックするために義務付けられています。

届けを提出することで、緊急事態のときはメールでの呼びかけや擁護を受けることが可能に。長期留学の場合は、すみやかに提出しましょう。

帰国後

帰国後はどれだけ語学力が伸びたのか、テストでチェックしましょう。

  • TOEIC
  • TOEFL
  • IELTS

これらは就職活動で有利になるケースも。特にTOEICは日本の多くの企業が重視しているため、受験をおすすめします。

留学の準備の注意点

最後に留学準備の注意点やポイント

早めの準備を心がけて

留学の準備は、早ければ早いほど良いです。特にビザや語学学校の申請は、時間がかかります。遅くても3カ月前から準備しましょう。

自分で留学の手続きをするのが難しいなら、エージェントを活用しよう

初めての留学や海外渡航では慣れないことが多く、なかなかスムーズに手続きがすすみません。

手続きや準備が不安な人は、エージェントの利用が安心です。留学カウンセラーがあなたの留学の目的をもとに、国や学校をアドバイス。また滞在先なども手配してくれるため、事前の英語学習に集中できます。

不安な人は、まずエージェントに相談してみましょう。

今回留学準備から帰国後までの流れを解説しました。
これらはあなた自身でも手続きできますが、初めての留学では難しく感じることも。不安な人は、留学エージェントを活用することでスムーズに準備できます。

今回の記事を参考に、まずは留学の目的から整理してみましょう